なかブログ

日々の何気ないできごと,感じたことなどを徒然とつづっていきます。

今回の場合,居酒屋の店長はどう対応すれば良かったのか?

お盆休みではてブをチェックしていなかったのだけれど,久々に見たら何だかおもしろい話題で盛り上がっていました。
話題の源流はこれのようです。
よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」(from 活字中毒R。)
要はよしもと氏が居酒屋でメモリアルパーティをやっていて,持ち込んだ特別に思い入れのあるワインを飲もうとしたら店長に叱られたということらしい。
さらによしもと氏は「他の客もいない時間帯だから融通聞かせろよ。もう二度と行かねーよ。」と悪態をついたという(笑)

よしもと氏がおかしい派

これに対していろいろと賛否両論のようで興味深く見ていたわけですが,大半は「よしもと氏がおかしいだろう」派。
結局のところ,「飲食店に許可なく飲食物を持ち込むのは非常識だし,注意されて当然だろう」というのに尽きるのではないかなぁ。
その観点から本件についてコメントしている日記の一つがこの日記。
飲食店に飲食物の持ち込みは原則不可です(from よしのずいから)
私もこの内容に全面的に同意します。
よくネットで話題になるスターバックスの衰退についても,経営計画の問題もさることながら,
こういった外からの持ち込みに目をつぶったことも一因になっているのではないかと思います。


原文にはこう書いてあります。

店長には言わなかったが、もっと書くと実はそのワインはその子の亡くなったご主人の散骨旅行のおみやげでもあった。人にはいろいろな事情があるものだ。

そんなこと知ったこっちゃない(笑) この書き方は意訳すると「事情があるんだから特別に配慮するべきである(にもかかわらずされなかった)」になります。
事情があるから配慮するかどうかは客が強制できる話ではないでしょう。

よしもと氏が正しくて店長の対応が悪かった派

で,全く逆の観点からコメントしているのがこの日記。
お客様を見るか、利益を見るか(from タケルンバ卿日記)

例えば見て見ぬフリをしても良かった。気づかないフリをすれば、次回、本当に困るケースに注意ができる。また席に行って「持ち込みはお断りしているんですが、本日だけ特別ですよ」とクギを刺してもいい。店長としては継続的な行為になると困るわけだから、継続しない一回限りであることで先手を打ってもいい。ワインボトルを預かって、店の方で注ぐというのもアリだ。店としては他のお客様に持ち込みボトルであることがばれ、「あ、持ち込んでいいんだ」と理解されることがまずいわけだから、店の方でそれを隠蔽すればいい。

逆にこれを逆手にとって積極的に行動する方法もある。店のファンをつくってしまう方法もある。店長自らワイングラスを持っていく。「何か記念日ですか? 本当は持ち込みはお断りしているんですけど、ナイショですよ。よかったらこちらのグラスをお使いください」と声をかける。さらに一品何かサービスでつける。ワインに合うチーズとか。そこでダメ押しに「また次の記念日も当店を使ってくださいね」と言えば完璧。この店のファンになること間違いなしだ。

これはいわゆる「お客様は神様です」を過剰に間違った形で実践しているだけではないのでしょうか。
ていうか特定の客(芸能人だろうと関係ない)にそこまで阿って特別扱いする必要はないと思いますが。

店長の対応はさておき,よしもと氏の「自分たちは特別なのよ」が気に入らない派

ばななさんの「特別扱いしろ」が不快(from 「えっけん」こと越後屋健太のにっき)
確かに話の内容よりもエピソードの後によしもと氏が語る「自分たちは特別なのに特別扱いしなかったから機会損失が生じてるぞ」的な論調は気になりましたね。


その最たる表現がこれ。

もしも店長がもうちょっと頭がよかったら、私たちのちょっと異様な年齢層やルックスや話し方を見てすぐに、みながそれぞれの仕事のうえでかなりの人脈を持っているということがわかるはずだ。

わかったとしてそれを理由に特別扱いするというのであれば,私だったらそんな店は嫌です。
客が誰であろうと均一なサービスを心がけるのがあるべき姿だと思います。


さらに

居酒屋で土曜日の夜中の一時に客がゼロ、という状況はけっこう深刻である。
その深刻さが回避されるかもしれない、ほんの一瞬のチャンスをみごとに彼は失ったのである。そして多分あの店はもうないだろう、と思う。店長がすげかえられるか、別の居酒屋になっているだろう。

これもぶっちゃければ余計なお世話だと思いますね。
ルールをちゃんと守るお客さんにとってルールを守らず特別扱いを要求する客やその仲間はデメリットになることはあっても
長期的なメリットにはならないと思うんですが,自分たちの人脈をかなり上からの視線で発言してるところがポイントです(笑)。

まとめのようなもの

私がよく行くシダックスを初めとして,一般的な飲食店は外部からの持ち込みは禁止です。
芸能人だろうと政府の要人だろうとその原則は守られるべきだろうと思います。
顧客満足を最優先して型どおりの対応をすべきではない」というのにも一理あるような気がしますが,
結局は「特定の客を特別扱いせずに一律のサービスを提供することが,全体の顧客満足の充実に繋がるはず」ということだと思います。