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なかブログ

日々の何気ないできごと,感じたことなどを徒然とつづっていきます。

植田佳奈事件について本気出して考えてみた

久々にブログっぽいエントリを書いてみようかと(笑)
きっかけになったのはこのニュース.

声優・植田佳奈「不適切発言」を謝罪もネットはさらに炎上!

 14日未明、人気アニメ『天元突破グレンラガン』や『Fate/stay night』などで知られる声優の植田佳奈が、パーソナリティを務めるラジオ番組『アニたまどっとコム standard まるなげ♪』(ラジオ関西)内で、放送の内容に「不適切な発言があった」として謝罪した。
 問題となったのは、7日未明放送の同番組内での植田の発言。植田は電車内でのマナーについて注意してきた男性に対して、「社会のゴミ」とした上で「このオヤジを社会的に抹殺とか、とにかく、はずかしめて、あいつが悪い方にさせるにはどうしたらいいのかって考えた」などとし、悲鳴を上げて鉄道警察を呼び、名誉毀損罪や傷害罪などの罪を被らせればよかった、と具体的に話した。
 この放送直後から、ネット上の掲示板では「痴漢冤罪を意図的に作ろうというのか」「公共の電波で言うことではない」などと批判が殺到。
 騒動の拡大を受けてか、14日の同番組内で植田自らが「不愉快な思いをさせた」などと放送内で謝罪したが、この謝罪に対しても「当初の放送での発言とは電車内の状況の食い違いがある」「こんな棒読みの謝罪には意味がない」などさらなる非難の声があがり、結果的に火に油を注いだ形になっている。
 今年1月に歌手・倖田來未の「羊水発言」が『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)内で放送された際にもネット上で取り上げられて大きな騒動になっており、かつてはある程度の過激発言ならば黙認されてきた深夜ラジオ業界にも、ネット時代に則った新たな倫理規範が求められているのかもしれない。(月刊サイゾー)

mixiのほうでトップニュースになっていたので
それを元に日記を書いたところ様々な反響がありもう一度考え直してみようと思ったわけです.

そもそも植田佳奈は何をラジオでどんな内容を話したのか

まずはここから検証すべきでしょう.
この記事内容だけでは

植田佳奈がマナー違反→それを男性が注意→植田逆ギレ→ラジオでその顛末をぶちまけた挙げ句に暴言

としか捉えることができません.


しかし他のニュースソースを当たってみたところどうやら内容に恣意的な省略があることがわかったわけです.
探偵ファイルの記事を以下に引用します.

口論の相手を「社会的に抹殺」発言の声優に非難殺到

 声優がラジオ番組で口論の相手を「社会的に抹殺」などと発言し、問題視されている。
 当該の発言があったのは、「アニたまどっとコムstandardまるなげ♪」の2008年12月7日放送分(番組HPでは、6日の25時から26時と表記)。この日の放送では、番組パーソナリティの清水香里植田佳奈が電車内で体験した出来事について語った。
 日頃からシミュレーションができていれば、過日の電車内でのトラブルの際にも「あのジジイをとっちめられた」という。トラブルの内容の説明に入る前に、「腹立ったよね、あのジジイ」、「ジジイがムカつくんだよ」などと述べ、「植田佳奈、かっこいいわ」と賞賛した。
 電車内で空いた席に二人で座った時に、手に持っていたジュースに水滴がついていたため、足下の床に置いたという。下車する時に持ち帰るつもりだったそうだが、前に立っていた男性がジュースを見て、「おまえら、それ捨てろよ」と言ってきたとのこと。ジュースを電車内に放置することを前提にされているかのようで、二人は激怒した模様だ。
 その後、男性との間で口論が続いたという。そして、ついに植田が「決めつけで言われるとカチンときます」とキレて、男性の怒りも頂点に。その時のことを振り返って、「言えばよかった、おまえこそ社会のゴミだ」と述べ、二人は爆笑した。そして、あの状況で殴られていたら傷害事件になっただろうと、得意気に語った。
 トラブルの後に植田は、「このオヤジを社会的に抹殺、っていうか、とにかく辱めて、あいつが悪い方にすればどうしたらいいかって考えた」という。結論は、その場で悲鳴を上げるということだった。周囲の乗客に鉄道警察や駅員を呼んでもらう、携帯電話を借りて警察に通報して次の駅に待機してもらうといった対策を考えたとのこと。もし相手が手を出せば、名誉毀損と傷害で訴えるそうだ。
 一連の発言は、番組HPとニコニコ動画YouTubeで聴くことができる。ネット上では、この問題について賛否両論のようで、活発な議論が展開されている。発言が不適切であることを理由に、BPO(放送倫理・番組向上機構)に意見を出すという動きもあり、騒動は更に拡大しそうだ。
 男性側にも問題はあったかもしれないが、彼女たちは自身の発言の社会的責任や影響に、どれほど自覚的だっただろうか。トラブルが発生したら番組スタッフらに「まるなげ」で済ませられるほど、世の中は甘くない。(探偵ファイル)

そもそも植田佳奈はマナー違反をしていなかったわけで,
どちらかといえば言いがかりをつけてきたのは男性の方であり,
怒りをラジオでぶちまけてもやむなしの状況であったことがわかります.
ラジオの放送も実際に聴いてみましたが,
植田佳奈の発言には痴漢冤罪にしてやろうなどという発言は一切ありません.
「社会的に抹殺」というキーワードに過剰反応した一部が騒いでいるだけでしょう.


今回の流れを改めてまとめると

植田佳奈が空き缶紙コップ入りジュースを一時的に電車の床に置く(もちろん下車時に持って行くつもり)
→それをポイ捨てと勘違いした男性が注意というか激怒
→あらぬ疑いをかけられた植田佳奈は車内で口論
→その一部始終をラジオでぶちまけた上でやや過激な発言

ということのようです.
「マナー違反を注意された男性に対して『ジジイ』と発言」という記事内容はある意味捏造に近いですね(笑)
この「ジジイ」「社会のゴミ」発言が暴言だという意見もあるようですが,
関西特有の表現を理解していない人がこれも脊椎反射的に反応したと言わざるを得ません.
最近,相方に「もぅ○○して死んで〜」というネタの芸人がいますが,
私に言わせればあっちのほうがよっぽど不愉快ですけどねぇ.
あれは「お笑い」で済ませられるのにこれは「暴言」と見なす神経が理解できないです.


いずれにしてもmixiの日記を読んでいて一番不可解だったのが

この人についてよく知りませんが,こういう女性は腹が立ちますね

的なコメントを日記で得意げに語っている面々です.
ニュースソースを掘り下げもせず,発言者の詳細も知らないのに何を持ってコメントするのかと.
アイドルだったり声優だったり特殊な業界の人間を心のどこかで卑下して
ストレスのはけ口にする最低の部類だと思いますね.
まぁこういう脊椎反射型の読者がいるからサイゾーみたいな低俗メディアが存在しうるのかと納得もしたり.

ちょっとマナーの話をしましょうか

植田佳奈は特に悪くないし,サイゾーは最低のメディアであるという結論で,ちょっとマナーの話を.


この話をmixiで取り上げたときに気になったのは「マナー違反」云々という点です.
ある人からのコメントにはこのように書かれていました.

まずジュースを床に置く事自体マナー違反ですよね。倒れたら他の人にも迷惑がかかるわけですから

思わず「はぃ?」と右京さんみたく聞き返してしまいそうになりました.
倒れたら他の人に迷惑がかかるというのは理解できますが,それは倒れたときの話.
倒れてもいないのにジュースを床に置くだけでマナー違反とは恐れ入りました.
いつから日本人はそんなにマナーに厳格になったのでしょうか.


そもそも「車内での飲食がマナー違反だ」という意見も他の人の日記で見られましたが,
私はこれについては全面的に同意できません.
私の見解では「多少の飲食はオーケーだろう」というところです.
そもそも車内での飲食が他人に迷惑をかけるのは
臭いやこぼれた食べ物のカスなどが生じたときだけだと私は考えています.
だから電車の中で納豆を食べたり,ボロボロとこぼしながらポテチを食べるのは×ですが,
ペットボトルの飲み物や缶ジュースは問題ないと思うし,お菓子などもこぼしたりしなければオーケーでしょう.
学生時代はよく帰りにマックでテイクアウトしていましたが,
これは臭いがきついのでできる限りホームで食べるようにしてました.
やむを得ず電車内で食べるときは窓を開けたりして気を遣ってました(笑)


とにかく「床にジュースを置くのだってマナー違反だ」という人はいかほどにマナーを守っているのかと聞いてみたいところです.
例えば,

エスカレータの片側を駆け上がる(駆け下りる)

これをマナー違反だと思っている人はどれくらいいるでしょうか.
以前からこのブログでは時折取り上げる内容ですが,これは明らかにマナー違反ですよ.
そもそもエスカレータは歩くものではないし,横をすり抜けるのはすり抜けられる方は危険だし,
業界団体は「手すりにつかまって立ち止まって二列で乗って下さい」と呼びかけています.
そんなに急ぐなら階段行けっての.

結局のところ何が言いたいのかというと……

うまくまとめられませんでした.ごめんなさい.


まぁ植田佳奈の件は男性側にも大いに非があるわけで
事実を見ようとしないで植田佳奈を執拗に非難して炎上させる
自称「良識派」の存在が非常に不愉快だという結論でよろしいか.


一応補足しておくと,サイゾーの文面にあるように問題発言(?)の翌週の放送で謝罪したようですが,
その内容が当初の放送内容と食い違っていることも炎上の燃料になっているようです.
しかし,それは番組スタッフなりラジオ局なりが用意したもので本人を責める話ではないでしょう.
ものすごくぶっちゃけていえば別に謝罪の必要がないのに
一部の火病患者のためにわざわざ謝罪した植田佳奈は大人の対応だったとも言えないでしょうか(←これはさすがに贔屓目かw)